ラインストーンのためのデコ下地には、主に下地なし・ペイント・ラミネートの3種類があります。それぞれの特徴やメリット・デメリット、上手に仕上げるコツについて見ていきましょう。
下地なし
下地を作らず、デコレーションするものそれ自体の色味を活かすやり方です。手間が少ないため簡単に挑戦できますが、一度デコレーションするとなかなか元に戻せません。下地なしで上手く仕上げるためには、素材選びに最大限の注意を払う必要があります。出来上がりのカラーをしっかりとイメージし、それに近い色味の素材を選んでください。
例えば、シルバーのベースに同色系、または透明なラインストーンを置くと、ラインストーン同士に隙間があっても目立ちません。逆にシルバーのベースにローズ系のラインストーンを置くと、隙間が悪目立ちしてしまいます。
ペイント
アクリル絵の具やネイルカラーなどで素材に色をつけ、それを下地としてデコレーションを行うやり方です。作れるアイテムの幅が広がりますが、塗装そのものや乾燥に時間がかかるため、それなりの手間がかかります。また、下地なしと同じく、一度デコレーションするとなかなか元には戻せません。
ペイントを上手く仕上げるためには、できる限り塗りむらを無くす必要があります。塗りむらによって下地に凹凸ができると、ラインストーンはしっかりとくっつきません。絵の具は水分量を均一にし、一定方向へ筆を運ぶようにしてください。ネイルカラーは量を多くしすぎず、薄く塗っていくのがコツです。
ラミネート
色や形がデザインされたラミネートを素材に貼り、その上からデコレーションするやり方です。剥がして元に戻せるうえ、ペイントのような時間や手間がかかりません。ただし、ラミネートが貼れる素材にしか使えないため、対象がある程度制限されます。
ラミネートを上手く仕上げるためには、空気や埃が入らないように貼る必要があります。ラミネートを貼り付ける際は、端から手早く行ってください。
ラインストーンを使ったネイルチップは、筆で装飾するものよりも簡単に作れるうえ、デザインも華やかで目を引くのが特徴です。ここでは、ラインストーンの種類や付け方、取れないようにするコツを解説します。
ラインストーンの種類
ネイルチップに使われるラインストーンには、主に以下の4種類があります。
- ・ガラスストーン
- ・クリスタルガラスストーン
- ・アクリルストーン
- ・樹脂ラインストーン
中でもクリスタルガラスストーンは、抜群の輝きと強度を誇ります。2021年にDIY事業からの撤退が決まったスワロフスキーに代わって、現在ではより安価な「プレシオサ」が注目されるようになりました。
ラインストーンの付け方
ラインストーンをネイルチップにつける手順は、以下のとおりです。
- 1:ベースコートを塗る
- 2:カラーポリッシュを2度塗りする
- 3:トップコートを塗る
- 4:乾かないうちにラインストーンを置く
- 5:再度トップコートを塗って全体を固める
最後のトップコートを厚塗りしすぎると、ラインストーンの輝きが損なわれてしまいます。できるだけ薄く塗るか、気になる方はラインストーンの上だけを拭き取ってみてください。トップコートを塗らずにネイルグルーを使っても、輝きを損なわずに仕上げられます。
その他、ベースカラーを丁寧に塗ること、ラインストーンをピンセットやウッドスティックで取り扱うことなどが、美しく仕上げるコツです。
ラインストーンが取れないようにするには?
簡単で華やかなストーンネイルですが、「途中でストーンが取れてしまう」という声も少なくありません。ストーンネイルを丈夫にするためには、トップコートでしっかりと隙間を埋めることが大切です。その他、ジェル状のトップコートを使ったり、ネイルグルーとトップコートを併用したりしても、長持ちしやすくなります。