プレシオサには、「カボション」という名前のカットがあることをご存じでしょうか。ここではフラットバック(裏面が平たい形状)のカボションカットについて解説します。
カボションとは
カボションは、フランス語で「頭」という意味となります。古くからある宝石のカット方法の1つで、こんもりとした丸い形となめらかな光沢が特徴です。
多面体にカットして光を乱反射させて輝きを際立たせる方法に比べ、丸いドーム型に研磨されたカボションは、素材そのものの光沢や素朴な味わいを活かせます。
なめらかに輝くカボションカットの魅力
素材の色合いを楽しむことができるカボションは、特に半透明〜不透明な素材に向いている方法です。カットする位置によって異なる輝きを引き出せるので、大きめのラインストーンに適しています。
また、透明な素材では、素材の繊維状の内包物(インクルージョン)を利用して、次のような光学的な効果を得ることを目的に研磨されることもあります。
- ・キャッツアイ効果(変彩効果):インクルージョンに反射した強い光の筋が猫の目のように見える
- ・スター効果(星彩効果):インクルージョンに反射した複数の線状の光がクロスして星のように見える
- ・遊色効果:見る方向や光の当たり方により色が変わって見える
カボションの使い方
カボションには穴が開いていません。そのため使う際は、フラットバックならば平らな面を台座に接着し、フラットバックでなければ爪付きの台座を使って固定します。台座はプレートやミール皿、フレーム、爪などがあり、ループタイやカフスにできるパーツもあります。
「作ろ!ドットコム」では、安いプレシオサ製ラインストーンを多数取り揃えています。カボションカットはもちろん、カボションの台座となる各種金属パーツもございます。
「作ろ!ドットコム」では、フラットバックのプレシオサ製ラインストーンを取り扱っています。フラットバックは平面で使用しやすく、ネイルやジェルネイルレジンなど、様々な用途に適しているのが特徴です。
ネイルでのフラットバックの使い方
プレシオサのフラットバックラインストーンを、ネイルストーンとして使う方も多く見られます。爪に固定しやすく取れにくいので、ネイルが長持ちするからです。
また、フラットバックの裏側には、シルバーホイルが貼ってあり、小さくても光を反射しやすい点でも好まれています。
フラットバックでネイルを飾るパターン
オーソドックスなのは、爪の根元にフラットバックをつける方法です。上品な印象を与えます。
薬指の爪だけを飾る方法や、縦に並べて飾る方法もありますが、より印象的にするために、爪の先の方にフラットバックを付けたり、ネイルの色が変わるラインにフラットバックを並べたりする方法もあります。
ジェルネイルレジンを使えば長く使える
爪にかぶせる形のジェルネイルレジンは、簡単に付け外しができて、気楽にネイルを楽しめるアイテムです。水仕事をする際などには外して置け、爪が伸びて塗りなおす必要もないので、プレシオサのパーツが傷ついたり、取れてなくなってしまったりする心配もありません。
レジンで作ったパーツとプレシオサのフラットバックを組み合わせると、ワンランク上の手元のおしゃれを楽しめます。
プレシオサのラインストーンは、無色透明なものから淡い色、濃い色まで多彩です。さらにフラットバック以外に、チャトンやホットフィックス、ローズモンテなどのタイプがあります。
サイズや型番のご希望がございましたら、「作ろ!ドットコム」へご相談ください。