ラインストーンの種類は、ガラスストーン、クリスタルガラスストーン(スワロフスキー)、プラスチックストーンなどです。プラスチックストーンは、アクリルストーン、樹脂ラインストーンに分けられます。ここでは、ラインストーンのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
ガラスストーン
アクリルストーンよりも高い輝きや耐久性がメリットです。ただしガラスのため、傷が付きやすかったり割れやすかったりするデメリットがあります。
クリスタルガラスストーン
クリスタルガラスとは、ガラスに酸化鉛や酸化カリウムなどを混ぜて作られたものです。ただし酸化鉛の含有率密度、光の屈折率などが規定の基準をクリアしていなければなりません。鉛を含めることで、透明度や屈折率が高まっているのが特徴です。
クリスタルガラスの代表的なメーカーの1つが、スワロフスキー社です。スワロフスキー社のガラスストーンは、通常のガラスストーンよりもさらに酸化鉛の含有率が高いといわれており、一般のものと比べて輝きの度合いが高いという評判を得ています。
品質が高い分、製品が高価になってしまう点と、鉛が含まれているため重量が増える点がデメリットです。
アクリルストーン
アクリルストーンは、透明度の高いプラスチックで作られています。素材がプラスチックであることから、安い価格で購入することができます。ただ、素材が柔らかいため、傷や汚れが付きやすい点と、光の屈曲による輝きが得られない点がデメリットです。
樹脂ラインストーン
樹脂ラインストーンは、樹脂をシリコーン型に入れ込んで作ります。様々な形状が可能な上に透明度が高く、場合によってはアクリルよりも輝いて見えることがあります。価格が安いということも魅力で、広範囲のデコレーションに使用しやすい点もメリットです。
ただし、こちらもスワロフスキー社のラインストーンなどに比べれば輝きは衰える点と、硬度が低いため表面に傷が付きやすい点がデメリットです。
ラインストーンと一言でいっても、その形やサイズは豊富です。ここでは、一般的によく見られる形やサイズについて解説します。
形状
見た目(表側)で大きく分けると、ダイヤモンド、円形、四角、カーブなどのタイプが挙げられます。最もよく見られるのがダイヤモンドの形です。円形ではドームやボールなどが挙げられます。四角形のタイプに含まれるのは、正方形や長方形、ひし形やピラミッドなどです。カーブが含まれる形状には、マーキス、トライアングル、ハート、フラワー、ティアドロップなどがあります。
また、デコレーションをしやすいように、ラインストーンの裏側には、様々な加工を施しますが、加工によっては形状が固定される場合があります。
例えば、台座などへはめ込んで使うタイプは、底面をV字型に加工していますが、表側は様々な形状が可能です。一方、「カン」や「カシメ」といった留め具へ接着されているラインストーンもあります。これらはアクセサリーを作るときに便利ですが、ラインストーンの形状は留め具の形状に合わせられてしまいます。
サイズ
ラインストーンを購入するときは、形に加えてサイズも確認しておくことが必要です。ラインストーンのサイズを確認するときには「SS(Stone Size)」という語の後ろに数字を続けることで、そのラインストーンの大きさを表します。
ただし、ラインストーンによっては、「PP(Pearl Plate)」や「mm」といった単位で表記されることもあります。
「作ろ!ドットコム」では、平面などへ貼り付けて使用するフラットバックラインストーンを多数取り扱っています。